開発者:Icecream Apps
価格:Proバージョン 1年$29.95、生涯$59.95
無料版あり:ウォーターマーク、キャプチャー時間の制限(5分)、出力形式がWebMのみ
Icecream Screen Recorderは画面上の指定したエリアをキャプチャし、動画や静止画として保存できるデスクトップ録画アプリです。パソコンの特定のエリアやデスクトップ画面の全体を動画として保存したり、静止画として保存したりできます。ゲーム録画にも対応しています。ビデオキャプチャー中に線や矢印、円や四角形の描画、テキストを挿入する機能や、マイクの録音、Windowsのシステム音の録音機能もあります。
Icecream Screen Recorderの主な機能を見る
オンライン授業やZoom会議、オンライン飲み会が一般的になり、オンライン忘年会なども行われるようになると思われます。
その様子を録画してPCに保存したり、YouTubeやSNSにアップロードしたり、PC画面のスクリーンショットをSNSに投稿したり、という時に便利なのがBandicamなどのPC画面録画ソフトです。
その中でも特におすすめなのが、Bandicam
録画しながらリアルタイムで書き込む機能や、連続静止画キャプチャー、マイク録音機能、YouTubeアップロード機能などが備わっているので、Bandicamひとつあればいろんなシーンで使えます。
ケータイやスマホで撮った動画をパソコンに取り込んで、そのまま再生すると縦の動画なのに横向きになっていて困るというのは、動画あるあるではないでしょうか。
最近は、パソコンの動画再生ソフトが動画の本来の方向を判別して、自動で回転させて再生してくれる場合もありますが、その動画をまた別の機器に取り込んで再生してみると、横向きになってしまうということもあります。
こういうことを避けるために、正しい方向で再生されている状態をBandicamで録画してしまうのをおすすめします。
Bandicamはここから無料でダウンロードできます。
開発者:Apowersoft
価格:4690円(年間)、8390円(永久)
無料版あり:ウォーターマーク、キャプチャー時間の制限(3分)、付加機能の使用制限
OS : Windows Vista、7、8、8.1 、10(32bit/64bit)
多くの拡張子に対応したデスクトップ画面録画ソフトApowersoftのPC画面録画ソフトには、PC上の動きをキャプチャーするデスクトップキャプチャーとスマホやWebカメラなどPCに接続した外部デバイスの画面をキャプチャーする外部デバイスキャプチャーの機能が備わっています。保存できるファイル形式は、WMV、AVI、MP4、MOV、MKV、FLV、MPEG、VOB、WEBMと多くの拡張子に対応しているので、再生や編集したいデバイスやソフト、動画のアップロード先など利用目的によって、効率の良いものを選択できます。 静止画キャプチャー、リアルタイム描画、画面を録画せずに録音だけする機能などの付加機能も搭載されており、デスクトップ画面のキャプチャーソフトとしてはかなり優秀なソフトと言えます。
Bandicamなどの動画録画ソフトを使って録画しようとすると、保存された動画を再生したときに真っ黒で音だけ再生されたり、録画を開始した時点でソフトが強制終了したりする場合があります。
これは、録画しようとしている対象が著作権保護されたコンテンツである場合、主にブルーレイやCPRMのDVDなどを再生中に起こり得る現象です。
一部のゲームでも動画キャプチャーの操作が制限されている場合があります。
このような場合は、別のPC録画ソフトを使っても同じ結果になります。
また、DAZN(ダ・ゾーン)のようにブラウザーで視聴する動画の場合、ブラウザー側で録画の動作が制限されている場合があります。ブラウザーを変更することで録画できる可能性があります。Google Chromeは試してみる価値がありそうです。
その他、セキュリティソフトがPC録画ソフトの動作を阻害している場合や、PCにインストールされている何らかのソフトウェアによってPC録画ソフトによるキャプチャーが制限されている場合は、これらのソフトを、タスクマネージャーで停止(終了)することにより、録画できるようになる場合があります。
Bandicam(バンディカム)は、PC上の動きをキャプチャーするPC画面録画(デスクトップキャプチャー)の他、ゲームのプレイ動画やソフトウェア、アプリの動きをキャプチャーするゲーム録画とHDMI接続の外部キャプチャーデバイスを取り込んで録画できるデバイス録画モードの3つの機能が備わったWindowsの動画録画ソフトです。Webカメラの録画にも対応していて、Zoomのリモート会議やオンライン講義でも役立ちます。
開発者:Bandicam Company
価格:個人年間1-PC 3,960円、個人永続1-PC 5,610円、ビジネス年間1-PC 6,070円
無料版あり:ウォーターマーク、キャプチャー時間の制限(10分)など
Bandicam(バンディカム)は、PC上の動きをキャプチャーするデスクトップキャプチャーと、Direct X、OpenGL、Vulkanのグラフィック技術を利用したゲーム、ソフト、アプリの動きをキャプチャーするゲームキャプチャーとスマホやWebカメラなどPCに接続した外部デバイスの画面をキャプチャーする外部デバイスキャプチャーの機能がすべて備わっています。
保存できるファイル形式はMP4とAVIで、どちらの拡張子で保存する場合も高画質のまま保存でき、ファイルサイズが大きくなりすぎないことが特徴です。
予約録画、静止画キャプチャー、Webカメラ映像の追加(グリーンバックにも対応)、リアルタイム描画など、付加機能も満載で、最も機能が充実しているおすすめナンバーワンソフトと言えます。
有料ソフトの中で、知名度も評判も良いソフトで、これと言った短所はありませんが、あえて言うなら、
無料版 | 製品版 | |
---|---|---|
キャプチャー時間の制限 | 最大10分まで | 時間制限なし (24時間以上キャプチャー可能) |
ウォーターマークの強制表示解除 | X | O |
ゲーム録画モード (MP4, AVI) | O | O |
画面録画モード (MP4, AVI) | O | O |
デバイス録画モード (MP4, AVI) | O | O |
静止画のキャプチャー (JPG,BMP,PNG) | O | O |
音声キャプチャー・録音 (PC+マイク) | O | O |
YouTube、Vimeoへのアップロード連動 | O | O |
フレームレート(FPS)の表示と管理 | O | O |
予約キャプチャー、自動終了 (タイマー) | O | O |
※Bandicam無料版で保存した10分ずつのファイルを1つにまとめる方法
MonsterX U3.0RとBandicam
を使うと、ミニファミコン本体
のゲームが簡単に録画できます。
ミニファミコン本体、MonsterX U3.0R
、HDMIケーブル1本
が必要になります。
まず、MonsterX U3.0Rのドライバーのインストール、MonsterX U3.0R専用ソフトウェアのインストール、Bandicam最新版のインストールを行います。
それが終わったら、下記の手順通りに進めると、Bandicamでミニファミコンのゲームが簡単にキャプチャーできます。
1. ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータのHDMIケーブルの片方をMonsterX U3.0Rの[IN]に挿す。
2. もう1本のHDMIケーブルを、MonsterX U3.0Rの[OUT]に挿し、反対側をPCのHDMIポートに挿す。
3. PCのUSBポートにMonsterX U3.0RのUSBケーブルを挿し、MonsterX U3.0R本体に反対側を挿す。
4. ミニファミコンを起動する。
5. Bandicamを起動し、[デバイス録画モード]を選択する。
6. [設定]ボタン(歯車のアイコン)をクリックする。
7. [ビデオデバイス選択]画面に[MonsterX U3.0R Capture 0]と表示されたら、[フォーマット]を[1280×720,60.00fps,YUY2]に変更する。
8. [OK]を押す。
9. ミニファミコンの映像が表示されたら、[●REC] ボタンをクリック(またはF12キー押下)して録画を開始する。
10.ゲームが終わったら、[■]ボタンをクリック(またはF12キー押下)して録画を終了する。
Bandicam無料版では録画時間が10分に制限されています。10分で録画が終了してしまうために、長時間録画したい場合には複数のファイルに分かれてしまいます。
どうしてもお金を出して買いたくない場合、ウォーターマークは我慢するしかありませんが、複数に分かれてしまったファイルを無料で1つにまとめることは可能です。
Bandicamの姉妹ソフトのBandicutの複数ファイル結合機能を使用します。
Bandicutにも無料版と製品版がありますが、複数ファイル結合機能は無料版でも使えます。
(こちらも同じくロゴはついてしまいますが、我慢しましょう。)
おすすめのPC録画ソフト、デスクトップキャプチャーソフトの動画ファイルの対応コーデックについてまとめています。
拡張子/ソフト名 | |||||
---|---|---|---|---|---|
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![]() |
![]() |
![]() |
|
MP4 | |||||
H.264 | ○ | ○ | – | ○ | ○ |
MPEG-4 | ○ | ○ | – | ○ | × |
H.264(GPU) | ○ | × | – | ○ | × |
HEVC/H.265 | ○ | × | – | × | × |
AVI | |||||
H.264 | ○ | – | × | ○ | – |
H.264(GPU) | ○ | – | × | ○ | – |
Xvid | ○ | – | × | ○ | – |
DivX | × | – | × | ○ | – |
MPEG-1 | ○ | – | × | ○ | – |
MPEG-4 | × | – | × | ○ | – |
Motion JPEG | ○ | – | × | × | – |
YV12 | ○ | – | × | × | – |
RGB24 | ○ | – | × | × | – |
おすすめの録画ソフトの動画、音声、静止画のファイルの拡張子(コンテナ)についてまとめています。
※コーデックの対応有無ではなく、保存(出力)時に選択できる拡張子についてまとめたものです。例えばBandicamはキャプチャー動画の保存時の音声としてMP3は選択できますが、音声だけのファイルを保存する場合にはWAVのみ対応しているので、MP3の欄はxとしています。
拡張子/ソフト名 | |||||
---|---|---|---|---|---|
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![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
動画 | |||||
MP4 | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
AVI | ○ | × | ○ | ○ | × |
MKV | × | × | × | ○ | × |
M4V | × | × | × | ○ | × |
FLV | × | × | × | ○ | × |
TS | × | × | × | ○ | × |
VOB | × | × | × | ○ | × |
MOV | × | × | × | ○ | × |
OGV | × | × | × | × | ○ |
WebM | × | × | × | × | ○ |
WMV | × | × | × | ○ | ○ |
アニメーションGIF | × | × | × | ○ | ○ |
音声 | |||||
MP3 | × | × | × | × | × |
WAV | ○ | ○ | × | × | × |
静止画 | |||||
BMP | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PNG | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
JPG | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
GIF | × | × | × | ○ | ○ |
TGA | × | × | ○ | × | × |
TIF | × | × | × | × | ○ |
動画ならiPhoneやAndroid端末などでも再生でき、YouTubeなどへのアップロード時の扱いやすさを考えるとMP4の対応を最優先に見るべきでしょう。同じMP4でもどのコーデックを使って圧縮するかによって画質やファイルサイズに差が出てきますが、それはまた別の機会に紹介します。対応する動画の拡張子としては、動画編集ソフトなどでの扱いやすさやPCでの再生を考えた場合、AVIも重要です。
対応する拡張子が多ければ多いに越したことはないですが、MP4とAVIに対応していればほとんど困ることはないでしょう。
おすすめの動画キャプチャーソフトの中でも音声キャプチャーができるソフトは実は限られています。BandicamとReadygo Screen Recorderの2つだけです。それ以外のソフトでキャプチャーする場合、動画としていったん保存したあと、音声だけ抜き出すという作業が別途必要になります。
静止画は、BMP、JPG、PNGはすべて対応しています。それ以外の拡張子で保存する場面はほとんどないと思いますが、Fraps、oCam、Screenpressoはマイナーな拡張子も対応しており、他のソフトとの差別化ポイントの一つとなっています。