ハードウェアエンコードとは、エンコード(動画データの圧縮)を、ソフトウェアではなく、ハードウェアによって行うことを言います。最近のCPUやグラフィックボードには、動画をエンコードする機能が搭載されているものが増えてきており、この機能を使ってエンコードすることでソフトウェアエンコードに比べ、CPUへの負荷をおさえ、高速でエンコードできます。GPGPUと呼ばれることもあります。
これらのハードウェアデバイスがPCに搭載されているだけではなく、グラフィック機能が有効になっていることが必要です。
Readygo Screen RecorderはPC初心者向けのキャプチャーソフトです。わかりやすいインターフェースで、インストールしてすぐに、ワンクリックで動画・音声・静止画キャプチャーできます。
開発者:Readygo Soft
価格:Basic版2,700円、Pro版3,700円
無料版あり:ウォーターマーク、キャプチャー時間の制限(15分)、お知らせ領域の非表示・表示の選択不可
OS : 日本語版Windows7、8、8.1 、10(32bit/64bit)
CPU : 1GHz以上のプロセッサー
メモリ : 1GB 以上
ハードディスクドライブ: 空き20MB 以上
インターネット接続環境 : インターネット認証(プログラム実行時)・ソフトウェアのアップデートに必要
※プログラム起動のたびにインターネット接続環境が必要。
※プロキシ接続のネットワーク環境下のPCでは利用不可。
インストール、実行は管理者権限のあるアカウントが必要。
わかりやすいインターフェースで、インストールしてすぐに、ワンクリックで動画・音声・静止画キャプチャーできます。予約録画にも対応しています。PC初心者向けのキャプチャーソフトです。
Direct XやOpenGLのグラフィック技術を利用したゲーム、ソフト、アプリの動きをキャプチャーするゲームキャプチャーはPro版で実装されていますが、まだ一部ゲームしか撮影できないようです。
お手頃価格で手軽に導入できますが、画質や音質にこだわる上級者の方や、ゲーム録画がメインの方には不向きだと言えます。
Readygo Screen Recorderの主な機能を見る
開発者:Ohsoft
価格:29.9USD
無料版あり:本体の広告表示、Internet Explorerでの広告表示(プログラムの終了時)
OS : Windows XP、Vista、7、8、10 (64ビット対応)
CPU : Intel Pentium 4 2.5G以上
メモリ : 1GB以上
ハードディスクドライブ: –
ディスプレイの解像度: 1024×768 16bit以上
デスクトップキャプチャー、ゲームキャプチャーに対応した有料ソフトです。
無料版との違いは広告の表示だけなので、広告を気にしなければすべての機能を無料で使うことができます。(プログラムの終了時にも既定のブラウザーの設定に関係なくInternet Explorerが立ち上がり、広告が表示されます。)
プログラムは日本語化されていますが、機械翻訳のようなレベルなので、訳も含め完璧なインターフェースを求める方には不向きです。
一般的に動画キャプチャーソフトがAVIのみ、またはAVIとMP4に対応しているのに対し、oCamはMKV、FLV、WMV、MOV、TS、VOBでも保存できます。解像度の設定では8Kも選択できます。
付加機能としては、ウォーターマーク追加機能があり、マウスエフェクトも充実しています。予約録画機能や描画機能はありません。
1. oCam公式サイトのダウンロードページにアクセスして[ダウンロード]ボタン、[実行]ボタンの順にクリックします。
oCamダウンロードページ:oCamダウンロード
2. [日本語]を選択して[OK]ボタンをクリックします。
3. oCamセットアップウィザードが表示されたら[次へ]ボタンをクリックします。
4. 使用許諾契約書の内容を確認し、[次へ]を選択すると、インストールが始まります。
5. インストールが完了すると、自動で起動します。
ダウンロード
製品版購入
開発者:Beepa
価格:37USD
無料版あり:ウォーターマーク、キャプチャー時間の制限(30秒)、スクリーンショットのフォーマット制限(BMPのみ)
OS : Windows XP/Vista/7 (64ビット対応)
CPU : Pentium 4以上(SSE2以降)
メモリ : –
ハードディスクドライブ: –
ディスプレイの解像度: –
Frapsで録画、キャプチャーできるのは、DirectX / OpenGL を使ったゲーム、ソフト、アプリの動きに限定されています。ブラウザーやデスクトップの動きを撮影する機能はありません。
また、動画の保存形式もAVIのみです。
よくも悪くもシンプルなのが特徴です。
日本語対応していないので、英語での使用に抵抗がある人は候補から外れるでしょう。
付加機能としては、静止画キャプチャー機能、フレームレートの計測(最大、最小、平均)があります。
開発者:LEARNPULSE SAS
価格:Screenpresso PRO 28.89€
無料版あり:無料版では音声なし
OS : Windows XP、Vista、7、8、10 (64ビット対応)
CPU : –
メモリ : –
ハードディスクドライブ: –
ディスプレイの解像度: –
Screenpressoは、動画キャプチャーソフトというよりは、静止画キャプチャーソフトに、動画キャプチャー機能が付いたソフトというべきソフトで、静止画キャプチャー機能が充実しています。
Direct XやOpenGLのグラフィック技術を利用したゲーム、ソフト、アプリの動きをキャプチャーするゲームキャプチャー機能はなく、デスクトップキャプチャーのみです。
インターフェースはわかりやすく、初心者でも操作しやすく作られています。
キャプチャーした画像や動画をその場で編集できます。また、保存形式はAVI、MP4だけでなく、WebM, OGV, WMV, HTML5にも対応しているので、キャプチャーした動画を手軽に編集したりエンコードしたい方に最適のソフトです。
チェック項目
有料ソフトを選ぶときは、実際に使いたい環境で使いたい機能が使えるかどうかを十分に試してから!
PC録画ソフトでキャプチャーできるものは、PCの画面(映像)と音声ですが、詳しく見てみるとキャプチャーソフトによってその範囲は異なります。例えば、デスクトップの動きはキャプチャーできても、ゲームの画面がキャプチャーできないものや、逆にゲームの画面はキャプチャーできても、デスクトップの動きはキャプチャーできないもの、音声はPCの音源だけキャプチャーできるものやPCの音とマイクの音を同時に録音できるものなどがあります。
幅広く対応しているソフトを選んでおけば安心ですが、その分動作が重かったり、値段が高かったりとデメリットもあるので、キャプチャーソフトを導入する目的が限定的なのか、導入後に別の目的で使う可能性も考慮に入れるのかなどがポイントになります。
動画キャプチャーは実行中のPCの負荷が高いソフトです。対応動作環境であっても、PCの使用状況やキャプチャーする対象によって、正常に動作しない可能性もあります。
そのため実際に使用して、正常に動作するかどうか、またキャプチャー中に他の作業に影響を与えないかどうかなどがポイントになります。
無料ソフトは通常サポートがありません。基本的に、公式サイトやネットで調べ、自力で問題を解決する必要があります。
有料ソフトでもサポート体制はまちまちです。電話サポート、メールサポートの体制が納得いくものかどうかを確認しておいたほうが良いでしょう。
有料ソフトの場合、ライセンス体系がいくつかのパターンがあります。
一度買うと永久に使えるライセンスなのか、ライセンス使用期限があるのか、アップデートは無料なのか有料なのか、アップグレード割引があるかなどを確認しておく必要があります。
また、使用できるPCの台数も確認しておきましょう。1つのライセンスで2台や3台まで使える場合もあれば、追加購入しないといけない場合もあります。最初から複数のPCで使用することがわかっている場合と、あとで1台分で使ってみてあとから追加するかもしれない場合で選び方が変わるかもしれません。
そのあたりも含めて検討すると良いでしょう。
単純に購入時の金額だけで考えずに、ライセンス体系をしっかりチェックしておきましょう。
最後に、メインのキャプチャー機能以外もチェックしましょう。今すぐに使わなくても、将来使う機会があるかもしれません。機能が多いに越したことはないのですが、キャプチャーできる範囲と性能と同様、動作が重かったり、値段が高かったりというデメリットにつながる場合もあります。
開発者:株式会社インターナル
価格:ムービーグラバー6 10,584円、ムービーグラバー6 HD 15,984円、ムービーグラバー6 Ultimate 21,384円
無料版なし
OS : Windows Vista、7、8、10 (64ビット対応)
CPU : デュアルコア2GHz以上
※ターボブースト対応CPUの場合は、非動作時・動作時どちらでも満たしている必要があります。
メモリ : 2GB以上
ハードディスクドライブ: –
ディスプレイの解像度: –
ムービーグラバー6は、エンコード機能がついたデスクトップキャプチャーソフトです。
このソフトだけは試していないので確実なことは言えませんが、Direct XやOpenGLのグラフィック技術を利用したゲーム、ソフト、アプリの動きをキャプチャーするゲームキャプチャー機能はなさそうです。
Ultimate版ではオーサリング機能もついているようです。
無料版やトライアル版はなく、3つの有料バージョンがあります。一番安い通常版でも1万円を超えます。
まったく機能を試すことなく、1万円以上出すのはなかなか勇気がいることだと思います。
公式サイトからの情報をまとめると、下記のようになります。
ブラウザー上の動画ウィンドウを自動で識別して、キャプチャー可能
同時に複数のウィンドウのキャプチャー
ブルーレイ(BDMV)のオーサリング
AVCHDに対応
PCのモニターに表示されている画面を保存したいときには、WindowsのPrintScreenの機能が使えますが、静止画ではなく、PCの動きを動画として保存したい時に使うのが、デスクトップ動画キャプチャーソフトと呼ばれるソフトウェアです。
DirectXやOpenGLのゲーム画面のキャプチャーに特化したソフトウェアはゲームキャプチャーソフト、ゲーム録画ソフトと呼ばれることもありますが、通常は明確に区別せず、デスクトップの動きやゲーム画面を保存できるソフトウェアを、PC動画録画ソフト、PC動画キャプチャーソフトなどと呼びます。
たとえば、主にこういうことがしたいときに使います。
無料のもの、有料のもの、一部機能だけが有料のものなど、いろいろなソフトウェアがあります。
目的や予算、使い手のPCスキルによって、どれを選ぶかが変わってくると思います。
別のページで詳しく比較しますが、あれこれ考えるのが面倒な方は、まずBandicamの無料版を使うことをおススメします。
名実ともにナンバーワンのソフトで、何より無料で試せるので、何も考えずにすぐに使ってみたいという状況でしたら、Bandicam一択で間違いないでしょう。